7月5日発行の水産新聞に取り上げていただきました。
以下記事の内容です。(一部抜粋)
「付加価値を高めるのにまだまだできることはある。1円でも高くなるならなんでもやってみる」と話すのは、斜里第一漁協・(有)北洋共同漁業部の伊藤正吉代表。定置網漁で水揚げしたサケ・マス、カレイ類などに活じめ、裁割処理などを施し、需要先の使い勝手を追求している。
4年前からサクラマスを皮切りに、カラフトマス、秋サケ、クロガレイなどを血抜き処理。また、カワガレイは内臓を除去、カスベはむき身に仕立てて出荷。買受人が加工の手間なく飲食店などの末端に供給できるよう、ひと手間かけることで消流拡大を目指している。
今年はマツカワの活魚出荷に挑戦。マガレイの活じめも新たに手掛け、5キロ発泡に10尾程度入れで、道漁連を通じ大阪に流通。価格はキロ300〜260円と、地元出荷の倍値以上に付き「マガレイは各地で獲れていて価格が下がっている。発泡代などコストはかかるが何もしないよりはいいのでは」と話す。
屋台骨の秋サケ来遊資源が低迷傾向となり、浜では付加価値対策を試行する動きが広がってきている。「いろいろやっている中で見えてくる。自分はそういうスタンス」と強調。「従業員も『よしやろう』と協力的。皆理解し、賛同してくれるので取り組みやすい」と続ける。
6月に組合の理事に就任。「漁師はどこまで付加価値を高めることができるかしかない。今とれているものを少しでも高くと考えていかなければ」とし、自社のホームページで情報発信。「理事の中では一番年下だが、どんどん発信していきたい」と、”浜のために”を貫く。
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